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創設88年 関大応援団に初の留学生 特注学ランで「フレー」(産経新聞)

 創設88年の歴史がある関西大学応援団リーダー部に今春、初めて留学生の部員が誕生した。米・ミズーリ大のトマス・チャンセラーさん(21)。厳しい上下関係や学ランなど硬派な風習に「カッコイイ」と、“一目惚(ぼ)れ”して入部を決意。先輩の指導を受けながら連日、厳しい練習に励んでいる。

 チャンセラーさんは昨年9月、交換留学生として関西大に入学。今年4月、学内の式典でリーダー部の応援を見て、すぐに入部を申し込んだ。「アメリカにはない。ちょっとびっくりしたけど、絶対にやってみたいと思った」

 規律や礼儀を尊ぶ応援団。部員の間では、外国人に理解してもらえるか不安もあったが、チャンセラーさんの熱意に動かされ、部の基本精神を示した文章を英訳するなどして歓迎した。

 先輩に大きな声であいさつしたり、真夏でも学ランを着用したりするが、「あいさつは(日本で住んでいる)寮生活でもやっていること。先輩が後輩を熱心に指導してくれることに感動した」と話す。

 応援に欠かせない校歌や応援歌など計8曲の歌詞は、iPodで繰り返し聴いて覚えた。毎日昼休みに行われる練習では、振り付けのほか、ダッシュや筋肉トレーニングも欠かせない。

 辞めていく部員もいるが、団長の森山佳広さん(21)は「とてもまじめで、他の1回生よりも覚えが早いくらい」と感心する。

 身長約185センチ、体重約130キロと大きな体。「大好き」という学ランは、同じ体形の4回生に特注品を借りたが、先輩から「帰国まで頑張れたらプレゼントする」と言われているという。

 17日からはライバル・関西学院大と野球など35種目を競う恒例の「関関戦」が始まる。「選手たちと一緒に頑張りたい」とチャンセラーさん。8月に帰国する予定だが、「リーダー部は大きな家族。日本でファミリーができてうれしい」と話している。

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